本当はやめたかったんだ
「減薬」を決めてから不思議と重荷が下りてく。
地獄が待ってるというのに、なぜか心が楽になる。
たぶんそれは、私がやっと普通の生き方ができるようになると思うから。
間違った生き方と終わりの見えない毒から解放されるからだ。
私は本当はやめたかったんだ。
今まで隠されていた本当の気持ちを今になって知る。
8年以上やってきたオーバードーズで膨れ上がった私の血に流れるロヒプノールという麻薬のような薬。どろどろになった血。
これだけの量をゼロにするには相当時間がかかる。
入院すれば3週間で終わる。でもその方法はすごくお手柔らかなもので、リバウンド率も高いとか。
なので、リバウンドの少ない自力での「減薬」方法を選んだ。主治医によるとうまくいって1年半以上かかるらしい。
ここまで長くかかるのは意外だった。
なぜここまで長引くのかは後で知るのだけれど。
いろいろ頭に浮かぶ・・・
確かに自力って難しい。
苦しい時どうやって時間を過ごせばいいんだろう…
鬱は横になっていてもしんどい。
常に時間が惜しい私はどんな気持ちで時間を流していけばいいんだろう…
こんな風に弱気な部分がないと言えばもちろん嘘になる。
でも一生の内、たった1年半なのだ!
長い人生を考えればこんなの少しの時間。
「薬やめる!」と決めたからには「やっぱりムリ」と挫折もしたくないし、諦めて自分を過小評価したくもない。
必死に生きた、そう言えるような人生はまだ見えないけれど、そこに手をのばしている私は少しずつ近づいているはずだと思ってる。
(このブログは懐古録です)
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