躁と鬱と私

鬱から双極へ転化し。家事のできない名ばかりの主婦

弟が私にくれたもの (懐古録 2018/10/30)

私のライフワークのような存在だった「布花」。

10数年前にうつ症状の悪化から諦めました。あの時以来、何をやっても趣味として続かず。そんな話を弟が家に来てくれた時に話していました。それをきっかけに私はまた布花をやり始める勇気を弟からもらいました。

その時の話です。

 

先日我が家に来た弟。あれから数日して、突然弟から電話。
仕事が忙しく、ほとんど休み返上までして仕事をしている弟からの電話。実に珍しい。
え? なになに? なんか緊急事態!?

「姉ちゃん!俺、布花やってみることにした!」とか突然言いだした。
山上るいって人の布花の作品集も買ってん!まだ他にもあるみたいやから探してるとこやねん!俺なりの布花創ってみせるで!」
絶句…。

 

15年前のこと。
私は、趣味と言うか、大袈裟にも聞こえるかもだけど、人生のライフワークみたいなものだった布花を鬱をきっかけに諦めたのでした。
山上るいという先生のお花に憧れていた私は、その門下生がおられるということを聞きつけ、片道2時間かけても通っていたくらいだったのに。
教室に通うのを断念してからも、自分で山上るいの本を見ながら創っていたけど、やっぱり5年ほどのレッスンじゃあ基礎がなってないせいか、仕上がりはどれも悲惨…。
どれも捨てましたよ!ゴミ箱にポイ!
それ以来、さらなる病状の悪化もあって。

それじゃ鬱でもできそうな他の趣味見つければ?といろいろやってみたけど、どうしても布花が好き。
もっかいやってみなよ、と周りは言うけど、体力も精神力もどんだけいるかわかってんの!?とはねのけてました。

そんな腐った私の心を、弟が先日家にやってきてくれた時にげんなりしながらつい口にしました。


すると先ほどの内容の電話がかかってきたのでした。
そこまで姉ちゃんが好きな布花一度やってみたいねん、って言う。

 

もっかいやってみなよ、なんて励ましの言葉なんて誰でも言えるけど、
弟はもうすでに本まで買ってる?そして創るとか!?
今まで誰もしなかった「行動」というものに初めて移してくれたのでした。
俺もやるから姉ちゃんも一緒にやろ!
って言いたかったんだと思う…。

 

この気持ち、嬉しすぎて泣いてしまった。

神戸までは行けないけど、まずはお花に触らなきゃと地元で教室探して早速コンタクト取りました!
今度の日曜日に行ってきます。お花は紫陽花。
月9ドラマ「高嶺の花」(誰かご覧になってました?)の主人公ももになりきって頑張ってきます!性格も「もも」にそっくりだそうですので、私は芸術家なの!15年のブランクなんて無関係なの!と勘違いして頑張ってきます!

 

弟にお礼のメール書いたら
「やれる範囲で出来たものは、それは実は最高のものなんだと思う」
そう返ってきた。
ありがとう。ありがとう。私、それに気づかなかったよ。

 

弟はどんだけ姉ちゃんが好きなのかしらー!?
と主人に言うと、「俺、負けてるな」って。
うん。負けてるw


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