躁と鬱と私

鬱から双極へ転化し。家事のできない名ばかりの主婦

心のカルテ 7 -不倫の終止符-

主人の妄想は激しいです!

主人から初めてこの話を聞かされたのは半年ほど前だったでしょうか。

主人は会社まで車で通勤しています。

行きは何を思うでもなく会社へ行くらしいのですが、帰りが問題なのだそうです。

なぜか、帰り付くまで私が無事でいてくれるかどうかが頭に浮かんでくるらしく、その妄想が変な方向に膨らみ、心配で目がうるんできて前が見えなくなってしまう現象が起こるらしいのです。

この現象が実は頻繁に起こるそうです。

いや、それ、涙でうるんだ目で運転する主人の方が危ないし!

周りの車も迷惑だし!

「変な方向」ってあれだよね?私を勝手に殺さないでよね!

 

先日も同じことを言っていました。

また殺したわね。やめてよね!!

私は今では主人より長生きしようと心に誓っているのです。自分から命を絶つことなんてありえません。私が先にいなくなった後の主人のことが心配でならないから。

ですが。(またここから懐古録です)

 

主人が購入した食洗機とドラム式洗濯機。混乱してました。

確かにありがたくはありました。

でもそれより解放して欲しかったのは、母を巻き込んだこと。母は私を助けるためにずっとこちらまできてくれましたのですが、もう本当にお世話になり続けでした。マンションを借りての生活を始めるには、マンション代の他にもいろんな家電や家具などを買わなければならず、その手間が大変だったことを主人はどう思ってるんだろう。何より、慣れない土地での母の生活を何だと思ってるんだろう。

「来ていただいて助かります」くらい何で言わないんだろう。

体調が悪くなる頻度が増えると、夕食の準備は母1人に任せてしまうこともありました。

 

それに主人は、たまたま同じ圏内にある私の実家の近くに土地を持っていたのです。

もし母を気遣うなら、そこに家でも立ててくれれば、母も実家に帰れるのに。

そしてやはり私だってマイホーム建てたい。そう言ってもその気配は全くありません。

当時住んでた場所は主人の実家から車で15分という近距離。また生まれ育ったこの街が好きだから、と言う名目でマイホームの話はぐだぐだ。この人は自分のことしか頭にないんだ。

 

付き合ってた頃のこの人はなんだったんだろうなあ。

母も「他にいい人もいたのにね…」と口にするようになりました。

 

そんな状況下にいた私は不倫をやめることはありませんでした。

心から好きになった彼氏もいました。その彼氏は、私が強迫で腕まで洗っているのを初めて見たとき笑っていたのですが、「強迫性障害なの。」と言って洗い終わり後を振り返ると彼氏は泣いていました。「かわいそうに」そう言って泣いてくれていました。私のために。

時々、この人と再婚しようかな、そう思ったほど嬉しくたまらなかったです。

2年ほど付き合っていました。

でもその人を思えば思うほど、年齢詐称に独身と嘘をつき、私の苦しさのために誰かを巻き込み続けることに終止符を打たないとだめだな…、そう思うようになっていきました。

 

そんな時のこと。

主人が家を建てようか、そう言い出しました。

もうびっくりです。なにが主人を変えたのかわりませんでした。

主人は私がどんな感じの家が建てたいのか聞いて、それが得意な建築家を探してくれて。

ほとんど毎週、土日を使って設計の打ち合わせに一緒に行ってくれました。

こうして家が建ち上がり。

その時からいろんな変化が起こり始めました。

まずやっと母に自宅に帰ってもらえることなりました。

また、病気になって以来、用事以外はほとんど口をきかなかった私たち。設計の話からではあるものの、私と主人との会話が復活したことです。

さらには、家を建ててくれたことだけでなく、設計中に知ったのですが、会社への行き帰りが今までより30分遅くなり、片道1時間半となったこと、またそれに対して主人は文句1つ言わないでいてくれたことに、主人の誠意が見え始めたかのように思えました。

これらのことが、私の不倫癖に終止符をうつ決心をさせました。

 

      ――続きます――

 

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