躁と鬱と私

鬱から双極へ転化し。家事のできない名ばかりの主婦

見たくなかった (懐古録)

 

 

食洗機にかけた食器を片付けていた。
簡単な家事でもいいから何かしていると、私は少しでも役に立っているかなと思いたくて。

食洗機の中には大概、食器しか入ってない。
だけど昨日はフライパンが1つ入っていた。
もちろん置く場所くらいは覚えている。
カウンターの下。

だけど、そこはいつの間にか様変わりしていた。
今までも調理用品を片付けることはあっても、鬱でしっかり見ていなかった。

今の家を建てた時には何が必要で何が便利で、何が安くて保管場所はここ、そう考えて私がきちんと配置していた。

 

でも昨日見たカウンターの下は私の知らない洗剤や便利グッズがきちんと調理用具の横に整理されていた。
たぶん主人が自分なりに揃えたものだ。
別に主人が料理をするわけでもない。でもいつの間にか私より詳しくなっている。

買い忘れのないように食洗機の洗剤はお徳用のボトルが2つ置かれている。
洗剤1つとっても、どれがいいかチェックしてるのか他のメーカーのものもお試し用に置かれていた。知らない用具がきちんと整理されて置かれている。

そういえば、2人でドラッグストアにお買い物に行った時は、私はつけまとか化粧品ばかり見ているのに、主人を探してると家事用品のところにいることが多い。

 

以前は私の仕事だったはず。
どこに何があるかなんて、使い方なんて、主人は知らなかっただろう。
特価してると買い込んだり、いろんな便利グッズを探すのは私の仕事。
便利なように配置された私のキッチン。

正直、悲しくて仕方なかった。
これは私のテリトリーだったのに。
今では売れ筋の洗剤なんて知らない。どこに何があるのかさえわからない。
私の知らないキッチン。
買い換えた洗濯機もそうだ。使い方なんて、どんな機能を持ってるかもわからない。

結婚したとき、完璧なお嫁さんになろうと頑張ってきたのに。
それを思い出すと泣けてきた。

住んでいても、まるで他人の家を覗いているような気分になる。

一番嫌いな場所は、キッチン。

 

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