躁と鬱と私

鬱から双極へ転化し。家事のできない名ばかりの主婦

みんなの一番の願い

 

ふと、昨年の年末イベントのことが思い返されてきた

毎年、恒例になっている私の実家の年末イベントはカラオケだった。

 

今年はどうしようかとアンケートをとった。

と言っても私の家族は、母と弟とかわいい義妹、そして主人と私。

カラオケ・お食事会のどちらがいいか。

 

母に「お食事会ならでもどこがいいかなあ」と言うと、

「みかんはカラオケがいいの知ってるよ。

みかんが楽しいと思える場所なら、皆もきっと楽しい場所なんだよ」

 

心の中でわかっていた、皆が願うこと。

それは、こんな病気を持つ私が楽しい、そう感じれることならそれは皆も楽しい。

私の心が、気持ちが、願うことが、皆の中心になる。家族が優しく支えてくれる。

 

主人や義妹も、そして弟も、カラオケにしよう、と言ってくれた。

母は座っているけど、背中が痛いとよく言っている。私が起こしたODの事故のせい。

本当は横になりたいんじゃないだろうか。

そのために長椅子の部屋を予約しておいたが、ずっと座っていた。歌ってもくれた。

歌うの、あんまり好きじゃないのわかってる。でもしらけないように。

みかん、私、心から楽しいよ、って言ってくれてるみたいに楽しそうに歌ってくれた。

 

おつまみをつまんでいるときに、

「弟にブログ読んでくれてんのー!?」そう口を尖らせて聞くと、また「読んでない」だ。

「なんでよー!」と言う私に、弟は、

「悲しくて読めない」

絶句した。 

え?長い話だから読む気がしない、って以前言ってたくせに。

それが本音だったの?…

 

以前、私が病気のために諦めた布花。

弟が「俺も姉ちゃんの大好きな布花を創ってみるよ!」そして本当に実現してくれた。

弟は布花の基礎もわからないのに、きっとそこには「とりあえずやってみようよ、諦めないで」そんな気持ちが込められていた。あれ以来、私は布花を15年ぶりに再開したのだ。

 

そして帰り際、弟が主人に言った言葉は「姉をどうぞよろしくお願いします」だった。

いつもいつもこの言葉を弟が言わなかったときなんかない。

 

「みかんが一番楽しいと思えるように」

それがみんなの一番の願い。いつも私を中心に回っている。

 

楽しいね、楽しいねってみんなで盛り上げてくれたカラオケイベント。

みんながしてくれてること、当たり前だなんて思ってない。

ごめんね。ごめんね。でもなぜかありがとうって言えない。

私のせい。あがいても勝てない病気を持ち続ける私には、みんなをいつか心から喜ばせてあげられるようなことなどないのだから。

みんなの優しい支えが、なぜか私には痛くて、辛くて、悲しくて、今これを書いてて泣きそうになってる私がいる。

 

ランキング参加してます!

よければポチっとお願いします。励みになります。

 ↓ ↓ ↓


にほんブログ村